2008年7月1日〜5日
石垣島・竹富島・小浜島・波照間島
なごみの塔を後にし、特に決まった目的地も無く「海の方に行ってみようかなー」的な気持ちでプラプラしてたら西桟橋に辿り着いた。
「お、海が見えるぞ。行ってみよう。あれ?これって西桟橋じゃね?」みたいな感じ(笑)。
ここは小浜島に向かって伸びる様に朽ち果てる直前の桟橋があるだけの場所。
でも、何故か観光名所になっている不思議な雰囲気がある場所だ。
実際に来てみると確かに何も無い。
でも、なぜか和む不思議な場所だ。
西桟橋を後にし、竹富島で一番有名なビーチであるコンドイビーチへ行って見た。
竹富島で一番と言うか、ひょっとしたら八重山で一番有名なビーチかも知れない。
実はこの日は大潮だったの。
コンドイビーチは物凄く遠浅なビーチで、干潮になると沖まで歩いて行ける様になるんだけど、大潮の干潮限定で砂の島が現れるという話を読んだことがあったの。
今回はたまたま大潮に当たったんで、その砂の島まで行ってみたいなとね。
今の時刻は10時ちょいで、この日の干潮は13時。
干潮まではまだ時間があり中途半端な潮の引き具合で微妙な感じ。
人も少なく、なんか寂しい感じだ。
コンドイビーチにはまた時間を置いてから来る事にして、コンドイビーチの隣にあるカイジ浜に行ってみる事にした。
カイジ浜には星の形をした砂である星砂があり、別名「星砂浜」とも言われている。
ビーチにも「星砂浜」と書いてある標識が置いてあった。
だが、この星砂が有名になり過ぎ、観光客や業者の乱獲により、最近はめっきり取れなくなってしまったらしい。
有名になって環境が破壊されるってのは、今の沖縄が抱える問題の縮図だね。
カイジ浜はコンドイビーチよりも砂は少なく、岩が露出しゴツゴツした感じ。
ビーチの入り口には手作りのお土産屋さんが出店しているが、ビーチの雰囲気とマッチしていて邪魔な感じはしなかった。
そのお店には野良猫が住み着いていて、カイジ浜の名物的な存在になっているみたい。
この猫達は警戒心ゼロで、写真を撮っても逃げる気配なし。
都会の猫とは大違いだね。
次に向かったのはアイヤル浜。
コンドイビーチやカイジ浜と違って人がほとんど来ない落ち着いたビーチだ。
自体も奇麗なのだが、ビーチに向かうまでの道が舗装されて無く、島の原風景の様な味のある道らしい。
島の周回道路を走っていると「アイヤル浜→」と言う看板を発見。
そっちに向かって進んで行くと、アスファルトで舗装されていない、いかにも離島っぽい道が現れた。
そんな道を自転車でグイグイ進むと、これがまたなかなかビーチに辿り着かない。
行けども行けども獣道。
不安になり始めて来た所で、ようやっとビーチに到着。
自転車でも結構時間が掛かったから、徒歩での移動はお勧め出来ないな。
苦労して辿り着いたビーチには人っ子一人居ない。
聞こえるのは波と波にうたれたサンゴと貝が当たる「カラカラ」と言う音だけ。
これぞ離島のビーチだ。
ビーチは木目細かい砂よりも白化した珊瑚の欠片が多い感じ。
波打ち際まで行き、膝下まで海水に浸かりクールダウン。
う〜ん心地よい。
アイヤル浜の前の海は船の通り道になっているらしく、結構な頻度で高速船やら漁船やらが通って行く。
日差しを避けれる場所があれば良いのだが、このアイヤル浜には何も無い。
本当に何も無い。
あまり長居をすると熱中症に掛かってしまいそうなので、一度集落にもどり涼を取る事にした。
集落へと戻り、「喫茶ぐるくん」で氷イチゴを食べた。
ここは陽気なおばぁ達が仲良く経営している休憩所って感じのお店。
めっちゃフレンドリーなおばぁ達で、八重山が初めてだと言ったら竹富島の写真集を持って来てくれた。
最初から最後まで笑顔で接してくれる良い感じのお店だったよ。
追記:残念ですが2011年におばぁが亡くなったとの事で、現在お店は閉店しています。残念。
燦々と照りつける太陽によって芯から火照った体が良い感じでクールダウンした所で、お土産を買う予定でいた「南潮庵」と言うお店を探しに出発。
高い建物も無く同じ様な家々が建つ集落で方向感覚を豪快に失っていたので道に迷いまくったよ。
なんとか南潮庵に辿り着きお店の中へ。
お店は小さくこじんまりとした感じだが、離島のお店っぽい雰囲気でいい感じ。
お店の人も落ち着いた感じではあるがフレンドリーで気さくな人だった。
流木のネックレスとオリジナルTシャツを買いました。
流石にお腹が空いて来たので、竹富島一の有名店「竹の子」で八重山そばを食べる事にした。
また道に迷ったせいでお店に着いたのは12時だったので流石に混んでました。
でも、一人だった上にクーラーの効いていない外の席でも良いですよと希望したため、さほど待たずに食べる事が出来た。
うん美味しい。
間違いなく美味しい。
でも誤解を恐れずに言うと、正直極端に美味しい訳では無いと思う。
竹富島の有名店と言う付加価値があるから、必要以上に美味しく感じるのかもね。