沖縄旅情
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台風が接近中の沖縄へ

仙台空港
9月25日。
前日が19時まで仕事だった為、帰宅後速効で旅行の準備…といきたかった所だけど、どうしても台風の進路が気になりネットを見ていたら、準備が終わり寝たのが翌日の午前3時になってしまった。
んで、90分後の4時30分に起床。
寝て無いのにビックリするくらい眠く無かった。
気持ちが高ぶっていたのか仙台空港までの運転が気になっていたのかは解らないが、全く眠く無かった。

滝沢ICから東北道に乗り順調にドライブ。
朝早かった事も有り気持ちよく運転出来たのだが、宮城県に入った当たりから雨が強くなりだし、終いにはワイパーを最高速にしなければ前が見えない程の大雨になり、高速道路も50km規制になった。
今回は徹底的に雨に祟られそうな予感だ。

大雨の高速ドライブに恐怖を感じつつも無事仙台空港に到着。
良く考えてみると、朝からろくな物食って無かった為、空港のレストランで食事をしたがそれでも離陸まで1時間以上時間余った為ベンチで仮眠をした。

台風の影響で揺れる飛行機

沖縄本島上空ようやく出発の時間になると、仙台上空には青空が出て来た。
このくらい沖縄も晴れてくれたら良いなぁと思いながら離陸。
やっぱり空から見る雲は綺麗だ。
青空の下に広がる真っ白い雲の絨毯は飛行機に乗らないと見れない光景。
4年前に見た沖縄の上空で見た蒼い海に浮かぶ真っ白い雲を再び見れる事を願いつつ沖縄へ。
着陸が近付くと、

「台風21号の影響で揺れる事が予想されます。」

とのアナウンス。
実は俺は乗り物に極度に弱い。
車も自分で運転しなければ5分で口の中が酸っぱくなる位乗り物に弱い。
そのアナウンスを聞いた時から戦々兢々としていたのだが、旋回中にふと外を見るとそこにはコマカ島がハッキリと目に飛び込んで来た。

もうテンションUP!!綺麗な景色に見とれてしまった。
しかし調子に乗り過ぎた。
機体が左右に揺れる揺れる。徐々に口の中が酸っぱくなって来て、もう吐く寸前。
慌てて甘い甘い飴をナメてなんとか事なきを得たが、非常に危ない所だった…。

4年ぶりに沖縄に降り立ち、早速レンタカーをゲット。
今回の相棒は三菱コルトだ。
慣れないオートマとカーナビに不安を覚えつつ沖縄ドライブのスタートだ。
最初の目的地は瀬長島だ。

親切な夫婦に誘導され瀬長島へ

瀬長島さあ出発!と行くはずが、慣れないオートマ、使えないナビ、解らない道と泣きたくなる状態が勢ぞろい。
しかし出発しなけりゃ始まらないと無理矢理出発。

出発したのは良いのだが案の定道に迷う。
どこを走っているかさっぱり解らん。
これ以上の事態の悪化を防ぐ為、近くのスーパーで停まり通りすがりの子供連れの若夫婦に道を聞く事にした。
すると、その夫婦は丁寧に道を教えてくれた。

ありがとう!とお礼をしいざ再出発。
道を聞いたのは良いが正直不安一杯。迷わずに行く自信は全く無かった。
出発後、すぐに信号に捕まり停車して地図を見ていると、前の車から女の人が降りて来た。

なんだ?と思ったら、さっき道を聞いた若夫婦の奥さんではないか。
すると、ジェスチャーで「後ろに付いて来て」と合図をしている。
なんと、その夫婦はわざわざ瀬長島まで道案内をしてくれた!
おかげで迷わず瀬長島へ到着。
丁重にお礼をしてその夫婦とお別れをした。
まさか見ず知らずの旅行者を車で10分間も離れた場所へ案内してくれるとは。本気で仏様に見えたよ(笑)。

どうしてこの瀬長島に来たかったかと言うと、どうしても見たい光景があったからなんだよね。
今回は本当ならば宮古島を本拠地に、周りの離島にも行くつもりだった。
その中で一番楽しみにしてたのが下地島の下地島空港。
ここはエメラルドの海と訓練をするジェット機をまじかで見れる絶景ポイントとして有名なのだ。
でも、台風のせいで行けなくなってしまった。

そこで色々調べてみたら、瀬長島でも同じ様な光景が見れると言う情報をゲット!
正直海の色では下地の海とは比べるまでもないが、似た様な光景を見れば、せめてもの慰めになるだろうと言う事でココに来る事にしたんだよね。
瀬長島に到着後、すぐにその光景は現れた!
遠くの方から徐々に大きくなる機体と物凄い轟音!

『ぎゅぃぃぃぃぃぃぃん!』

と言う轟音と迫力満点の光景に圧倒されちゃったよ。
しかも、1機や2機じゃ無い。次から次へと来るわ来るわ!超大迫力!
いや〜来て良かった!あの夫婦にはホントに大感謝だよ

豪雨の沖縄を縦断

瀬長島を後にし、母のリクエストでひめゆりの塔へ。
俺と妹が会社と学校で沖縄に来た時に見て凹んだ場所だ。
ひめゆりの塔に行く前に琉球ガラス村へ行った。
ここで早めにお土産と定番のシーサーをゲット!
その後ひめゆりの塔へ行ったが、時間が遅く閉館していた為、外だけ見て本部のホテルに行く事にした。
この時点で夕方の6時。俺以外の家族は、沖縄本島の立地を理解していなかった様で、小1時間程走れば本部に着くと思っていたらしい。

台風の影響か土砂降りの雨になった。
ナビで東風平南ICを入力し高速を使い本部へ向かった。
が、しかし、このナビのデータが古く、全く使い物にならない事が発覚。
ナビの指事通りに進んでみると袋小路。標識を信じ進むと、ナビでは道路外を走行中。
結局、ファミリーマートで道を聞き無事に東風平南ICへ。
ファミリーマートの店員さんが本部に行くって行ったらビックリしてた。
この時間から本部に行くのかって(笑)。
俺もそう思うよ。

しかし高速に乗ってしまえばこっちのもの。
あっと言う間に終点の名護市の許田ICに到着。
結構なロングドライブだった。
許田の道の駅で小休憩。ここでナビを宿泊予定のゆがふいんBISEに設定。

さすがに腹が減ったのでエンダ−で軽く食事。
噂のルートビア−を飲んでみた。
う〜ん…サロンパス。
お食事後、A&Wを後にし一路ゆがふいんBISEへ。

名護市を抜けると、ドンドン道が細くなり、周りも暗くなって来た。
正直、ちょっと恐かった。
この道で良いのかよ?ってね。
しばらく行くと今までとは違い、お店が沢山あり栄えた通りにでた。
どうやらメインストリートらしい。明かりを沢山見て一安心。
しかしナビはさらに先を指事している。
明るい通りを抜けふたたび真っ暗な道を走り、ついには山道をのぼり出した。

どこまで行くんだよ〜!?と弱気になり出したところでゆがふいん備瀬に到着。
正面ロビーから中に入ろうとした所、開かないではないか。
良く見ると紙が貼ってあり

「強風の為危険なので地下駐車場の裏口から入って下さい」

とのこと。
確かに風が強い。間違いなく台風の影響だろう。
裏口から中に入ると、エレベーターも止まっていた。なんでも停電になった場合に、閉じ込められるのを防ぐ為らしい。
フロントでチェックインをしていると、フロントの人が恐ろしい一言を発した。

「台風上陸の為、明日はホテルに缶詰めになる可能性があります。それなりの準備をしておいてください。あと、当ホテルの全部屋は部屋を出ると外に出ている廊下になっているので、風の影響を受けやすく、ドアが開かなくなる事が有ります。」

だって。
正面玄関が閉鎖されていた時点で嫌な予感がしていたが、ココまで追い詰められるとは…。
4階の部屋に行くとかなり風が強い。廊下を歩くのも一苦労する位の強風だ。
缶詰めになっても良い位のお菓子とお茶を買い就寝。
明日はどうなるんだろう?と物凄く不安な夜だった。

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