沖縄旅情
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本部の先っぽ備瀬崎へ

備瀬崎
9月26日。
6時30分に起床。
天気が気になりベランダに出ると普通の曇りだった。
ちょっと風が強いかな?って感じ。
台風直撃で最悪の想像をしていただけに、このぐらいの天気ならなんて事は無い。

昨日は夜にホテルに着いた為気が付かなかったが、ベランダからの眺めは物凄い絶景。
エメラルドビーチ、水納島、伊江島、備瀬崎が一望出来た。
昨日の夜にベランダから見た夜景は本部ではなく、伊江島の夜景だったらしい。
これで晴天だったら最高の展望だと思う。
安いし眺めも良いし、このホテルは要チェックだね。

でも、このホテルからの眺めには、大きな弱点があった。
綺麗な景色に目を奪われ気付くのが遅れたが、ホテルの周りの森の中には沢山のお墓。
お墓に囲まれていると言っても言い過ぎじゃ無いと思う。
しかも沖縄独特の家みたいな大きなお墓だ。

部屋から遠くを見れば絶景。
下の方を見るとお墓。
まぁ、値段的にも安いし遠くを見れば絶景。
けっして悪いホテルでは無いと思う。

この日の朝飯は、ホテルの用意した弁当だった。
なんでホテルで弁当?と思うだろうけど、このホテルは開放的な造りになっている為風の影響をモロにうける。
通常の朝飯は1階でバイキングなのだが、あまりに風が強いとバイキングの部屋が危険な状態になる恐れがある為、各自の部屋に弁当が届き、それを食べると言う事になるらしい。
味気ないと言えば確かに味気ないが、こればっかりはしょうがない。

弁当を食い終わり出発。
まずは本部半島の先端に有る備瀬崎へ。
ここもまたナビがなければ辿り着けない様な狭い道を通り到着。
フクギ並木に挟まれた細い道を通り備瀬崎に到着。

う〜ん、曇って入るが中々良い景色ではないか。
備瀬崎から見える伊江島がとても奇麗だ。
ここには珊瑚がありリーフエンドで波が止まっているらしく、リーフ内の波は非常に穏やか。
さらに引き潮だった為、岩がむき出しになり結構奥の方まで入って行けた。
岩の窪みに海水が溜まり小さなプールみたいになっている所が沢山有り、そこには小さい魚が沢山いた。
蛍光の青とでも言うべきかな?
とっても綺麗だったよ。

世界遺産・今帰仁城跡へ

今帰仁城跡
次に行った場所は今帰仁城跡。
世界遺産だ。
結構キツめの山道をウネウネ登り今帰仁城跡に到着。
駐車場からも見事な石垣が見える。
昔の人も凄い所に凄い物を作ったもんだと感心。

今帰仁城跡の石段を登り上の方に行くと綺麗な海を一望出来る。
海の反対側はヤンバルになっていて、こちらも中々の絶景。
かなり深い谷になっている。
風が強かったから正直ちょっと恐かった。

今帰仁城跡は有料になっているのだが、料金所には可愛らしい猫ちゃんが3匹昼寝をしていた。
どうやら野良猫を保護(?)しているらしく、お客さんからのカンパを募り料金所で飼っているらしい。
料金所に募金箱があったから寄付してみては?

一通り見た後、次はどこに行こうかとマップルを見るとウッパマビーチなるビーチを発見。
どんな所か分からないが、とりあえずそこに行ってみる事にした。
ナビを頼りに車を走らせるとすぐに着いた。

海はそこそこ綺麗。
でもビックリするくらい閑古鳥が鳴いていた。
しかも、結構大きい船がビーチに座礁中。
なんだかこっちまで寂しい気持ちになり速攻で移動。
今回の個人的目玉の一つである瀬底ビーチに行く事にした。

どんより空の瀬底ビーチ

瀬底島の瀬底ビーチ
瀬底大橋を渡り瀬底島に上陸。
途中までは普通の道路だったんだけど、ナビは脇の細い道を指している。
このナビを信じきって無い俺は半信半疑ながらも車がすれ違えない様な道に入っていった。

この先はネットの情報によると、無料で車を停めれる道路(つまり路駐)とお金がかかる駐車場があり、瀬底ファンの間でちょっとした問題になっているという情報を仕入れていた。
しばらく細い道を行くと、噂の有料駐車場を発見。
そこに入らず直進すると、ビーチ手前の道路に路駐をしてる車を発見。
ここぞとばかりに俺も路駐。
無事お金を払わず駐車をする事が出来た。

肝心のビーチは、曇り空とは言え、流石に綺麗!
リーフエンドには結構な白波が立っていたがリーフ内はいたって穏やか。
太陽が出て無かった為、海に入らないつもりでジーパンで来たが、膝まで捲り上げ海に入ってみた。

端から端まで隈無く歩き写真を撮りまくった。
すると現地のビーチハウス・瀬底のおじさんが、遠浅の奥の方で俺に向かって手招きをしているでは無いか。

「魚がいるよ〜。おいで〜。」

と言われたが俺はジーパン。
入りたくても入れない。
どうしよう?と迷っていると再び

「おいで〜」

と呼ばれてしまった。
そこまで呼ばれると行かない訳にはいかない。
決心をし、ジーパンのまま海へ入っていったよ。
一番深い所で腰のクビレまで浸かりおじさんの所へ到着。
おじさんは、ソーセージを持っていて魚に餌付けをしていた。
追記:餌付けは生態系を崩します。やらない様にしましょう。

「奥の方にはもっといるよ〜」

とドンドン奥へ行くおじさん。
俺は素足だと言う事も有り足の裏が物凄く痛い!
強制足ツボマッサージ状態。

「珊瑚を踏むと足斬るよ〜」

と言われたので珊瑚や所々にいる真っ黒な「ナマコ」を避けつつ奥の珊瑚礁へ。
そこには備瀬崎に居た青い魚が、比べるまでも無いくらい沢山居た。
水中カメラで撮影したが、手だけ海中にいれて撮影したから、ちゃんと撮れてるか物凄い心配。
おじさんのおかげで、綺麗な光景を見る事が出来た。
感謝感謝!

沖縄そばの名店・岸本食堂

すっかり海水に浸かりぬれてしまった為、いったんホテルに戻りシャワーを浴び着替えてから再出発。
昼飯に有名な岸本食堂で沖縄そばを食べる事にした。
ちょっと迷ったがすぐに発見。
行列が出来てたからすぐに解ったよ。

10分程待ち店内へ。
店内はかなり小さく、有名人の写真やサインで囲まれてた。
メニューは沖縄そばの「大」と「小」だけ。
俺は「大」を注文。
注文後すぐにソバが出て来た。

「旨い!!」

カツオの出汁なのかな?スープも麺も全てが俺好み。
これなら毎日だって食べられる。
知り合いの情報によると、岸本食堂は10月上旬で店を移転するらしく、今の古い店は無くなってしまうとの事。
移転する前に行けて良かったよ!
追記:移転では無く別の場所にもう一件お店を開店させたみたいです。

藍風
腹ごしらえが終わり次は妹のリクエストで藍風へ。
ここでは藍染めを売っているらしい。
ナビに従いドンドン山奥へ行くが、本当に道が合っているのか不安になる位、山の奥へ入っていった。
すると途中で藍風の看板を発見。
看板の矢印の指す方向は、一歩間違えると獣道。
ギアをローに入れてやっと登れるほど急傾斜だ。
店に入ると色々な藍染めや陶器が売られていた。
店は喫茶コーナーも有り、ベランダでもお茶出来る様になっていて、なかなか良い雰囲気だった。
ゆっくりしたかったがお土産を買い店を出発。

やんばる海の駅で夕御飯

藍風を出て、会社や親戚の人達にお土産を買う為やんばる海の駅へ。
自分の物でないお土産を買うにはこういう所が一番都合が良い(笑)。
お菓子や食品をまとめ買いして、ゆうパックで家まで送った。
その後、新鮮な魚を食べられるらしい付属のレストランで晩飯を食ったが、三陸岩手出身者をナメたらいかんぞ。
普通に食べれたが、お世辞にも新鮮とは言えない感じだった。
県魚連で働いてる親父のおかげで新鮮な魚を食べてる俺の舌は誤魔化せない。
あえてここで食べる必要は無いと思う。

その後ホテルに戻り風呂に入ると足の裏がピリピリ。
なんだ?と思ったら、瀬底の珊瑚や岩で足の裏が細かい切り傷だらけだった。
やっぱり海の中を歩く時は何かを履いた方がイイと思う。

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