2010年7月3日〜6日
沖縄本島・瀬底島・古宇利島・伊江島
やちむん喫茶シーサー園で一服している内に日も暮れ夕日の時間になってきた。
せっかくだから景色の良い所で夕日を見ようかと言う話になり、夕日の名所である瀬底島の瀬底ビーチに行くことにした。
瀬底大橋を渡り、瀬底ビーチに行く前にアンチ浜に寄り道してみた。
ここから見る瀬底大橋が綺麗なんだよね。
うっすらオレンジ色に色気付いたアンチ浜と瀬底大橋はとても綺麗だったよ。
実は、夕日以外にも瀬底島に行って確認したかった事があったの。
それは、瀬底ビーチに隣接して作られる予定だった「瀬底ビーチリゾート」が現在どうなっているか。
都市デザインシステムが開発しようとしていたリゾートホテルだったんだけど、肝心の都市デザインシステムが倒産してしまった為、建築途中のままの姿で放置されちゃっているの。
それをこの目で確かめてこようかなとね。
瀬底ビーチにに近づくに連れて見えてきた光景に驚いた。
目の前に現れたのは、瀬底ビーチの入り口を囲む様に立ち並ぶコンクリート剥き出しの廃墟達。
2004年と2006年に訪れた時は草木が覆い茂る草原だった所に、錆びた鉄骨が剥き出しになった廃墟郡。
これは駄目だろ…。
ホテルによって、地元住民の生活が豊かになるなら仕方が無いのかもしれない。
でもさ、沖縄に行く観光客全てがリゾートを求めてるわけじゃ無いんだよ。
手付かずの自然溢れる綺麗なビーチを求めに行ってる人達もいるんだよ。
どこの離島も右に習えでリゾートホテルばっかりになった沖縄には興味はない。
リゾート開発を目論んでるリゾート業者と、それによって豊かになると思っている地元の人達に言いたい。
リゾートホテルだらけになった沖縄に魅力はないぞ。
お願いだから自然との調和を第一に考えてください。
そんなこんなで複雑な気持ちを抱きつつ瀬底ビーチへ。
ビーチ自体は以前の様な美しさを保っていたのがせめてもの救いか…。
まだ夕日とはいかないものの、太陽光は大分オレンジ色になっていた。
淡いオレンジ色に染まる瀬底ビーチはとっても綺麗。
俺らはオレンジ色の砂浜をチャプチャプ歩きながらビーチ右側の岩場の方へ移動し、サラサラな砂浜に腰を落とし太陽が落ちてゆくのを待ったよ。
太陽が徐々に落ちてゆき、どんどんオレンジ色が強くなってきたその時!
太陽は雲の中へ…。
水平線辺りにだけ厚い雲が掛かってたんだけど、運悪くそこに太陽が沈んじゃったの…。
う~ん、残念。
燃える様な夕日は見れなかったが、淡いオレンジ色に染まった瀬底ビーチを見れたから良しとするか…と帰りかけたその時。
水平線ギリギリにまで落ちた太陽が雲の隙間から顔を出してきた。
雲が濃いから燃える様な夕日にはならなかったが、雲がフィルターになって真っ赤に染まった太陽の輪郭がハッキリと見えた。
太陽が今までに見たことがないくらい真っ赤な色をしてんの。
夜になる直前の黒い空に浮かぶ真っ赤な太陽。
最高に美しい。
待った甲斐があったってもんだよ。
日も沈み腹も減ったので、晩飯を食べる為に一旦ホテルに戻ることに。
せっかくなんで、有名な「大家(うふやー)」で食べようかなと行ってみたんだけど、メニュー見て速攻でUターンした。
高ぇーよ。
夜メニューは完全コース制で、一番安いコースが1,500円、満足出来そうな内容のコースだと3,000円以上もしたんだもん。
そりゃ払えない事は無いけどさ、沖縄そばは一杯500円程で食べれるのに、大家だと2人で6,000円でっせ。
無理無理。
大家の駐車場で代わりの飯屋を捜す。
那覇市内には腐るほどあるのだが、名護にはあんまり「ここだ!」と言うお店が無いんだな。
いや、あるんだろうけどガイドブックに載ってないんだろうね。
そこで、唯一載っていた「名護曲レストラン」と言う、1,000円程で豊富なメニューな中からお腹いっぱい食べれそうなレストランに行く事に決定。
どんな感じの所なのかサッパリ読めないが、安いんならここでいいやとね。
名護曲レストランは観光客向けのお店だった。
俺は沖縄そばとジューシーご飯、相方はゴーヤチャンプルーセットを注文。
どっちも1,000円ほどだったよ。
肝心の味だが、普通に美味しくて量も十分。
俺らみたいなパンピーに必要なお店はこーゆー店なんだよ。
お腹がいっぱいになった所で2日目終了。
今日は美ら海水族館に行った事が霞んでしまうくらい、色んな所に行った充実の一日だった。
明日は今回の旅行で唯一の離島「伊江島」である。