2010年7月3日〜6日
沖縄本島・瀬底島・古宇利島・伊江島
どこの離島でも、まず最初にしなければいけない事が「足」を確保する事。
商売っ毛のある八重山の離島は、高速船が港に着くとレンタサイクルやレンタバイクのお店の人が看板を持って客寄せをしているんだけど、伊江島では誰もいなかった。
平日だったからか、観光地化が進んだ島じゃないからかは分からんが、ちょっと意外だったな。
竹富島では沢山の業者さんが観光客の奪い合いをしてたからね(笑)。
港の近くに自転車を貸してくれるお店があるべさ…とターミナルを出ると、港のすぐ前に三葉レンタサイクルと言うお店を発見。
俺らは自転車を2台レンタルし、伊江島サイクリングのスタートです。
真っ先に向かったのは当然タッチュー。
標高172mとそんなに高い山では無いが、体力のある内に登っちゃおうかなと。
伊江島は基本的に平坦な島なんだけど、タッチューの登山道入り口に行くには延々と上り坂を走る事になる。
山にチャリで行くわけだから、坂道なのは当然と言っちゃー当然だわな。
とは言え、延々と続く上り坂に早々と漕ぐのを諦め、自転車を押して歩くことにした。
汗だくになりながらタッチューを目印にカンで進んでいると「城山登山道入口」と言う看板を発見。
その看板の指す方へ歩いて行くと登山道の入り口を発見。
登る前からバテバテだけど、いよいよタッチュー登山のスタートである。
タッチュー登山は、ひたすら階段を登る事になる。
朝とは言え真夏の沖縄。
歩き出してすぐに息が弾み滝の様に汗が吹き出してきた。
そして頭上の木々にはお約束の巨大な蜘蛛。
バイオハザードの様に襲いかかってくる事は無いが、デカ過ぎて気持ち悪い。
気付いたら小走りになっていた(笑)。
ハァハァ言いながら階段を登り続けると門が見えてきて、その門をくぐると目の前には売店と駐車場。
あ、ここまで車で上がれるのね…。
思わず脱力してしまった(笑)。
ま、まぁ、伊江島の一番下から一番上まで自力で登った事になるから良しとしようか。
駐車場をタッチューの方に歩いて行くと「城山登山口」と言う木の門が見えた。
タッチューを漢字で書くと城山になるみたいだ。
どうやらココからがタッチュー登山のスタートだったらしい(笑)。
ここまで苦労して登ったのに駐車場がある事が発覚して若干気落ちしたが、気を取り直してタッチュー登山を再開。
登り始めると、登山道が木々の影になり暗くジメジメした感じになってきた。
虫が苦手な俺からすれば嫌で嫌でたまらない感じ(笑)。
しばらく歩くと細くて傾斜のキツイ階段が現れた。
見るからに疲れそうな階段。
登るにつれタッチューの岩山部分まで到達したのか、覆い茂ってた木々が一気に無くなり、眼下には伊江島とその周辺の海が見えるようになった。
ここまで来ると太ももはプルプル、息はハァハァ、汗は滝の様と限界寸前。
日頃の運動不足もあるが、なによりも暑いのよ。
でも、視界が広がり景色が見える様になると元気が出るもんで、途中休憩を入れずに一気に登ったよ。
てか、途中休憩するような場所も無かったんだけどね…。
長くて急な階段を登り山頂に付く頃には全身汗まみれ。
でも、タッチュー山頂からの眺めは、そんな苦労を忘れさせてくれるくらい最高。
見渡すかぎり360度どこを見ても遮るものがない絶景また絶景。
湿度高いため若干霞がかかっているが、さっきまで居た伊江島港や登山道入口の売店、遠くには美ら海水族館や水納島まで見える。
これが念願だったタッチューからの絶景だ。
しばらくの間、タッチュー山頂で景色を眺めながらまったりしてた。
その間、訪れる人なし。
タッチューからの絶景の貸切である。
風が強かったので雲の動きも早く、薄い雲みたいな霧に包まれたり真っ青な青空になって太陽に照らされた海を見れたりと、タッチュー山頂からのいろんな景色を楽しめたよ。
タッチュー山頂からの絶景を十分に堪能したので下山することに。
登山道入り口にある売店まで降りたのだが、汗ビッショリで体が火照りまくりだったので冷たい物を買い休憩をする事にした。
アイスボックスを覗いてみると、伊江島限定の「紅いもアイス」なるものを発見。
なんでも伊江島で取れた紅イモを使用し手作りをしている為、島外に持ち出すことが出来ず伊江島でしか買えないアイスとの事。
これは買うしかない。
んで、食べてみると美味ではないか。
冷たい中にもしっかりと紅イモの味がする。
伊江島に来たら絶対に食べたほうが良いと思うよ。
売店を物色中、ドギツイ色した瓶があるなと見てみたら、ネットで見たことのある「IESODA(伊江ソーダ)」を発見。
IESODAとは、伊江島にある湧出(わじー)と言う断崖絶壁に湧き出る湧水を使ったソーダで、緑、ピンク、白、黒の四色がある伊江島名物のドリンクだ。
1本200mlで210円と値段は少々張るが、伊江島に来たネタとしては申し分ないだろうとPINK DRAGONを購入。
飲んでみると美味いではないか。
正直、味を度外視したネタ商品だと思ったが十分に飲める味だったよ(笑)。
当然の様に瓶はお持ち帰りである。